図形が苦手な生徒のタイプ
図形が苦手だという話はよく聞きます。
ただ、平面図形と立体図形が苦手なのはちょっと違う話だと考えます。
平面図形が苦手な生徒は、そもそも図形についての基礎事項暗記が出来ていません。
平行四辺形が持っている性質は?という質問に十分な回答ができません。
そういう意味では、紙上の学習で学力が伸びます。
しかし、立体図形が苦手な生徒はそもそも立体の経験値が足りません。
立体物を見るとはどういうことかが分かっていないので、それを平面に起こした問題はさらに分かりません。
例えば粘土や積み木のような具体物で立体・三次元を体験したことが十分でないのでしょう。
一つの物体を多面的に観察して、可能であればその断面を考えてということが足りません。
特に今の子供たちはスマホやタブレットの画面と向き合う時間が多いです。
具体物と触れ合う時間が昔の子供より減っています。
まず、GWは少し画面以外の何かをじっと見つめる時間も作っていきましょう。
という話を画面上で語っているのもちょっとおかしな話ですが。