相模原市 大学進学で高校選び(早慶上理編)
早慶上理のような難関私大に進学することがどのぐらい大変か
相模原市内の県立高校からGMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)へ進学する割合などについて記事を書きました。
一言でまとめれば「GMARCHに行くならSAYS(相模原・麻溝台・弥栄・相模原中等)へ進学する」ということでした。
これらの高校からでも、卒業生と合格者数の比は20%程度になりかねないというお話ですから、楽に合格できるとは言えません。
では、GMARCHを超える難度である「早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学=早慶上理」であればどうでしょうか。
相模原市 県立高校 早慶上理 合格実績
一般に「 早慶上理 」と呼ばれる「 早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学 」という関東の難関私立大の、相模原市内県立高校からの合格者数はどうなっているでしょうか。
2020年春の各県立高校の実績を以下の表にしてあります。
高校名 | 卒業生数 | 早稲田大学 合格者数 | 割合 |
相模原 | 270 | 24 | 9% |
相模原中等 | 158 | 38 | 24% |
相模原弥栄 | 305 | 4 | 1% |
麻溝台 | 358 | 1 | 0% |
上溝南 | 318 | 2 | 1% |
橋本 | 272 | 0 | 0% |
上溝 | 232 | 0 | 0% |
高校名 | 卒業生数 | 慶應義塾大学 合格者数 | 割合 |
相模原 | 270 | 7 | 3% |
相模原中等 | 158 | 19 | 12% |
相模原弥栄 | 305 | 4 | 1% |
麻溝台 | 358 | 3 | 1% |
上溝南 | 318 | 0 | 0% |
橋本 | 272 | 0 | 0% |
上溝 | 232 | 0 | 0% |
高校名 | 卒業生数 | 上智大学 合格者数 | 割合 |
相模原 | 270 | 9 | 3% |
相模原中等 | 158 | 17 | 11% |
相模原弥栄 | 305 | 1 | 0% |
麻溝台 | 358 | 0 | 0% |
上溝南 | 318 | 0 | 0% |
橋本 | 272 | 0 | 0% |
上溝 | 232 | 0 | 0% |
高校名 | 卒業生数 | 東京理科大学 合格者数 | 割合 |
相模原 | 270 | 16 | 6% |
相模原中等 | 158 | 31 | 20% |
相模原弥栄 | 305 | 4 | 1% |
麻溝台 | 358 | 3 | 1% |
上溝南 | 318 | 3 | 1% |
橋本 | 272 | 0 | 0% |
上溝 | 232 | 0 | 0% |
高校名 | 卒業生数 | 早慶上理 合格者数 | 割合 |
相模原 | 270 | 56 | 20% |
相模原中等 | 158 | 105 | 66% |
相模原弥栄 | 305 | 12 | 4% |
麻溝台 | 358 | 8 | 2% |
上溝南 | 318 | 5 | 2% |
橋本 | 272 | 0 | 0% |
上溝 | 232 | 0 | 0% |
相模原市内の県立高校と、中高一貫校である相模原中等教育学校の実績を並べてみました。
あくまで合格者数ですから、一人で複数の合格を獲得している生徒もいます。
早慶上理は県相・相模原中等から 目指せ上位1%
いかがでしょうか。
想像以上に狭き門であることが数値として実感して頂けると思います。
各公立中学校でおおむね上位7%クラスの生徒を集める県相=県立相模原高校でさえ、卒業者数の20%相当の合格者数しか出せません。
他の私立大学受験と同様、複数の合格を勝ちとる猛者もいることを考えれば、早慶上理に勝負できる生徒は上位15%以内です。
つまり、一般の公立中学で上位1%の戦いをしている生徒が早慶上理への勝負をしているのです。
少なくとも自分の得意教科では、真の学年トップクラスで戦っているレベルでなくては話になりません。
95点を切るようではダメダメだということです。
そう考えると、我が子を早稲田大学・慶應義塾大学という名門私立大学で学習する環境に向かわせたければどうするかが見えてくるはずです。
まずは相模原中等教育学校受験を念頭に置いた小学校生活です。
優秀な小学生によって7倍前後の高倍率で争われる受験ですから、もちろん合格可能性は高くありません。
しかし、ここで学習習慣と基礎学力を身に着けておくことで中学での学習はグッと質が上がります。
実際、県立相模原高校や県立厚木高校などの名門公立高校に合格する生徒は、相模原中等受験の経験者の割合が多いです。
暗記しておくべき知識、基礎的な計算と読解の速さと正確さ、図表処理と試行錯誤の手順、粘り強さ、継続し続ける能力と意義の理解、知的好奇心とそれを育む様々な体験。
そのようなものを早期から身に着けているからこそ、上位1%の世界を楽しめます。
ハッキリ言えば、たかが公立中学校の定期試験ごときを過去問で攻略しようなどというあさましい根性の持ち主は求められていないということです。
逃げず誤魔化さず、真っ向勝負で学習に向き合う誠実さが身につく割合が1%なのです。
我が子に1%の環境を用意できていますか?
自分自身に1%の覚悟はありますか?