完璧主義を捨てよう
完璧主義と言いますか、悪い意味で真面目と言いますか。
そういう生徒は学力が伸び悩みます。
真面目に学習しているのに偏差値55ぐらいでうろうろしてしまい、突き抜けられないタイプです。
数学の証明問題でも、最初から模範答案に近い綺麗な答案を作りたがるタイプです。
小学生の算数で言えば、間違った計算の式を消しゴムで消して書き直すタイプです。
学力が十分にないのに綺麗な答案を 目指しすぎてはいけません。
ペンを動かす速度が鈍ります。
これでいいのかな。
あっているのかな。
間違ったらどうしよう。
などという気持ちにとらわれています。
大事なのは、一文字でも多くの答案を書いてみることです。
どのみち不足があるのですから、できなくて当たり前です。
間違えることを恐れてはいけません。
間違った問題は宝の原石です。
間違えた問題を一つずつ修正していくことで学力は伸びます。
間違えて始め学力が上がるので、間違えまくるぐらいの勢いでいいのです。
間違えたものを圧倒的な勢いで見直していけば、ライバルに追いつき追い越せます。
消しゴムの話もそうです。
間違えた答案を消すと、自分の弱点を見直すことができなくなります。
それでどうやって間違いの再発を防げるでしょうか。
消しゴムを使っている瞬間に、脳は動きません。
それでどうやって学力を伸ばせるでしょうか。
どちらもダメです。
単純に速度の低下を招いているだけです。
これはあくまでも、速度が足を引っ張っている場合の話ではあります。
丁寧さが不足している場合には、丁寧に解くのが当たり前です。
大事なのは、自分の今の不足を補うことです。