成功の法則よりあてになるのが失敗の法則
世の中には成功するための法則について述べたものが数多あります。
成功したと考える人が成功した手順を使って成功したいと思える人に成功してもらう。
そういうことを考えて本やその他のメディアで成功するための法則を広めています。
それらの中に有用有益なものがあることは事実です。
しかし、それら全てがあてになるかと言えばそうではないでしょう。
「善は急げ」と「急がば回れ」のように矛盾するものも多くあります。
それは決して間違いを意味しません。
あてはまる人や場合もあるとして、そうでないこともあろうというだけです。
個人的には成功の法則より失敗の法則のほうがあてになると考えています。
たまたま成功する割合より、たまたま失敗する割合のほうが低いです。
端から見ていて失敗する物事は「でしょうね」という感想のほうが多いものです。
そう考えると、失敗から学べることはたくさんあるものです。
「自分で決心しない人間に命令してやらせてもうまくいかない」という法則もその一つです。
子供が学力を伸ばし始めるときは、子供自身が決心した瞬間が兆しです。
やりたくもない、やる必要も感じない子供に命令しても遂行率は低いです。
ただ命令するのではなく、なぜそうすべきかを理解納得してもらい、決心してもらいましょう。
そのためには子供の日頃の行動をよく観察して声をかけることが有効でしょう。
何を考え、どう判断するか。
それに対していつまでにどんな決心を持ってもらい、そのために何を準備するか。
そういう長期的な視点が必要です。
場当たりでなんとかならないと実感しているなら、今すぐ変えましょう。
そしていざというときのために、「有無を言わせない親としての威厳」も用意しておきましょう。
なんのかんの言っても、最後はこれですので。