算数でクラスで一人だけ100点を取ってくる生徒とは?
小学生が、テストの報告に来てくれました。
クラスで一人だけ、円の面積のテストで100点を取ったそうです。
100点を取ったことそのものは、喜ばしくはありますが生徒にさして言及しません。
僕の方針として点数や正解に「過剰に」こだわることは学習を歪めるからです。
カンニングなどの不正行為は点数への過剰なこだわりから生まれることがあるからです。
日常の学習を丁寧にやっていることが大事だと伝えています。
ですから今日も、ノートを見せて質問をちゃんとしてくれていることについて話しました。
本人が自分の答案を検証しようとしていること。
僕との会話をちゃんと聞いて、質問や自分の意見などを発話していること。
こういう能動的な姿勢を持ってもらうために、日常の指導をしています。
今日も話の流れから気象や地形、植生の話などについて解説しました。
知的好奇心を煽っていかねば、会話で子どもを育てられません。
ただ丸付けをして解説を読み上げるだけの授業も世間にはあるそうですが、僕はやりません。
自分が受けてきた教育がそういう詰まらないものではないからです。
生徒がそれを素直に受け止めてのってくれているから、100点という結果がついてきます。
これも、保護者さんが日頃から我が子にどういう接し方をしているかが大事です。
生徒との会話からも、保護者さんの物事の理解や趣味の良さが伺いしれます。
そういうご家庭に選ばれていることが、僕達個人塾の塾長はたまらなく嬉しいのです。