子供に学習について考えてもらう対話とは
子供に学力を伸ばしてもらうためには、学習が自分のことだと思わせることです。
学習が他人によって押し付けられたものであるうちは、自学にならず伸びません。
いかに子供に、自分が選んだかのように思わせるのかだって大人の腕の見せ所でしょう。
無論、一番いいのは本当に子供が自分で考えて選ぶことです。
いずれにせよ、子供に考えてもらうためには材料が必要です。
思考の材料は具体的であるほど効果が出ます。
例えば実際の入学試験はどこでどんなものがあって、どういうふうに物事が決まっているか。
どの学校ではどんな生活を送って、その結果どんな未来があるのか。
そういうことを一つでも多く具体的に見てもらった経験が子供に思考を促します。
実際を知らない人間に抽象的に語ってもいいことはありません。
常に具体を先行させるのが、思考力が発展途上の人間に対する作戦です。
逆に抽象的なことを投げて反応が出てくるようであれば、後は放っておいたほうがいいです。
余計なことを入れてノイズになるぐらいです。
もちろんそのレベルになった人間に対して抽象的な話ができる知性が大人にあることが前提です。
親がその役目を担ってもいいですが、そこを外注してもいいわけです。
もちろん外注するなら、僕のような人間が望ましいでしょう。