基本動作が最大のコツだ
難しい問題でも得点できるようになりたいというお話はよく聞きます。
例えば神奈川県の公立高校入試での特色検査の問題。
あるいは大学入試の問題。
僕は難しい(とされる)問題でも得点できるので、そこに何か秘策があると考えるのでしょう。
実際のところ、大した秘策などありはしません。
一段楽になるコツはありますが、そこがクリティカルになることはあまりありません。
不合格になる大半の生徒はそれ以前のところに問題があります。
つまり、基礎基本を圧倒的な速度と精度で使いこなすための練習をしていません。
例えば自転車に乗るとします。
補助輪がなくタイヤが細くサドルが高い自転車でギアを使いこなして高速で走る。
そんなことが簡単にできるようになるコツはありますか?
当然、ありはしません。
漕ぐときの姿勢や目線を意識して、基本的なペダルの踏み方を何度も練習する。
そういう地道な基本動作の練習が無意識に・正確にできることを増やします。
そうして稼いだ速度で時間の余裕を作り、難しい問題を慎重に解く時間を生みます。
そのために何を意識して英文を読めばいいのかは、長く通っている生徒には言い続けています。
昨日特色検査レベルの英文の質問に来た生徒にも、そういう解説をしました。
基本動作を無意識に正確にできるようになるまで意識して練習すること。
これをやり遂げるためには時間がどうしても必要です。
だからこそ、早いうちから通塾してもらっています。