言語化の鬼となれ
算数・数学でいわゆる「難しい」問題が解けるようになる生徒と、そうでない生徒がいます。
その差はいくつかの点で存在します。
先日書いたような基本的な計算力があるかないかもその一つです。
その他に差がつく点としては、「解き方の言語化ができているかどうか」があります。
自分がその問題をどのように解くのか。
どうしてその手順で解こうと考えるか。
これを言葉で説明できているかどうかで、その先の学力に大きな差がつきます。
生徒が応用問題を質問しに来たときに、僕が模範手順を見せることがあります。
その際にほとんどの問題で僕が使うのは、すでに生徒に見せている定理・公式・手順です。
僕と生徒で手持ちの武器は大差がないです。
でも僕が解けて、生徒が解けないことがあります。
その差が言語化しているかどうかにあります。
言語化は意識化でもあります。
言葉にして説明できれば、意識して問題の急所を突けています。
注目すべきポイントを観察できているので、他の問題にも応用が効きます。
なんとなくこんな感じ、というふんわりした認識のレベルでは、応用が効きません。
目先を変えられると別物だと勘違いしてしまうからです。