立式のコツは具体式
関数でも方程式でも立式が下手な生徒は、文字や数を使って一発で立式しようとします。
しかし、それでなんとかならない問題が中盤から出てくるので行き詰まります。
ここで第1段階としては、具体的な数字を書き出して確認してみるという手があります。
これで立式できれば良いですが、それでも式が分からないという生徒はままいます。
これは、具体例としての数字だけを眺めているから分からないのだと考えられます。
具体例として考えた数字は、突然降って湧いてくるものではありません。
問題文の条件を使って、何らかの加減乗除をして出しているはずです。
その加減乗除を式のままいくつか書いてみましょう。
いわば具体例ならぬ具体式です。
それらをチェックした上で、文字式を書いてみましょう。
具体例としての数字で書いていた部分、変化する部分を文字に置き換えるのが基本です。
作ってみた式で計算をして、具体例通りにうまくいくかを確認しできたら立式完成です。
この手順を素早く出来るようになると、脳内だけで立式を正解できます。
そのためにも、具体例や具体式の高速確認ができるように、何度も演習を繰り返しましょう。