基本図形の模写から
図形を苦手とする生徒は世に多くいます。
図形が苦手になる理由の一つは、基本図形の扱いが未熟だからです。
直角三角形、台形、平行四辺形などがそれです。
例えば立体図形の断面では、台形に代表される並行な辺を持つ図形がポイントになります。
平面で図形を切る以上、断面は同一平面を成します。
並行な辺は同一平面上にしか存在しません。
これは垂直という条件でも同じことが言えます。
同一平面上になければ、ねじれという状態になります。
これを理解して使いこなすために、基本図形を扱う必要があります。
一つには、いかに多くの図形をフリーハンドで書いてみるかがあります。
最初は平面図形からで構いません。
慣れてきたら立体図形を書く練習をして、平行や垂直の感覚を養います。
点描写用のペーパーなどを活用するのも有効です。