苦労を避けているから算数が苦手になる
図形の問題、とりわけ角度が関係する問題で苦戦する小学生は多いです。
それは角度の感覚を養っていないこと、計算を重ねる練習ができていないこと辺りが原因です。
とりわけ後者はいろいろな場面で小学生の学力を阻害します。
小学生はとにかく苦労をしたがりません。
苦労というと言葉が良くないですが、手間ひまかけて物事をなす経験値が不足しています。
一度計算したら答えが出るということに無駄に執着します。
計算式を書かないで答えを出したがる様子も同様の症状です。
ですから、日常から手間ひまかけてコツコツと行動することで何かを得る様子を体験させましょう。
わざわざ火を起こすことから始めるキャンプの体験などはその良い素材となってくれます。
その後に美味しい料理を作って食べれば、手間も悪くないと思ってもらえるかもしれません。
その先に、手間を掛けないとどうにもならないものがあると分かってもらえます。
もちろん日常の学習でも手間をかけて答えが出る経験を何度も積んでもらいましょう。
日常全てを手間をかけろとは言いません。
でも、子供に先回りした楽を用意すればするほど、子供たちの精神は痩せてしまうのです。
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