算数・数学を得意になるための基本とは

県立相模原高校の生徒から小学生まで、数学と算数の質問の多い日でした。

どの生徒もそうですが、発展途上の生徒は例外なく基本が足りていません。

今日の答案例で言えば、圧倒的に手を動かす分量が不足しています。

答案を作る方針が立たないときに、手を止めてしまっています。

あるいは「方針はこうかな？」と脳内で考えた時点で手が止まっています。

行き詰まったときほど、分からないときほど分かることを書き出すのが基本です。

自分が今わかっていること、問題文に書いてあることを紙の上に書きます。

ここで書き出すのは式であり、図であり、具体例です。

それらを書き出して情報を整理したり増やしたりすることで見えることが増えます。

次の手が見えて答案が進み、正解まで近づいていきます。

そういう基本動作がまだまだ不足しているから、質問に来る羽目になります。

無論、質問は十分にせねばいけません。

ただ自分で唸って考えればいいというものではないです。

しかし、まずは手を動かしてみるという基本を忘れてはいけません。

すぐに正解を出せる「解き方」に飛びつくのは賢さに繋がりません。

ただ公式を覚えて代入するだけでは、賢くならないのです。