水族館で子供を賢くするのだ
長期休暇なのでいつもの話をします
春休みと言えば行楽の時期でもあります。
学習もやってもらいたいですが、家族での外出もまた大事な賢くなるチャンスです。
その外出先の選択肢に、ぜひ動物園・博物館・水族館などを入れてください。
「またその話か!」と一部の読者さんは思われていることでしょう。
はい、覚えていていただいてありがたいですが、何度でも書きます。
理科や社会科で学習した内容を、実物で確認するチャンスです。
個人的なお勧め1番は水族館です。
「あなたが好きなだけでしょう?」とお思いでしょう。
好きではありますが、だけではありません。
ちゃんと下の内容を読んでもらえたら少し納得してもらえます。
なぜ水族館は子供を賢くするのか?
水族館は一つの水槽に複数の生物が展示されていることが多いです。
その見本の写真を見て、水槽の中にいる生物と見比べてください。
そして子供と、どの魚がいたかを確認するような会話をしてください。
同じ魚かどうかを確認するのは「類似の判定」という重要な脳の活動です。
下の三角形の中から直角三角形を探せ!というものと同じです。
生き物のように個体が少しずつ異なるなら、これは格好の訓練になります。
見本との共通点はどこなのか?ということを子供達と話してください。
「画像の観察と言語化」というとても大事な作業ができます。
子供達が特徴をうまく捉えてくれたら、大いに褒めてあげましょう。
少しくらいズレていても、テストじゃないから気にせず認めていきましょう。
もちろん書いてある生物の解説を読んで話すことで、生物と自然について理解が進みます。
それが理科や社会科の教科書に書いてあることと繋がったら最高です。
ただボンヤリ水槽の前を通り過ぎるなんてつまらない時間を過ごしては賢くなりません。
で、ここからが肝心なんだけど。
いかなる行楽であろうが、大事なのは帰宅後だと思っています。
子供達と行楽の復習をしましょう。
何を見たのか。どう思ったのか。どう良かったか。どう今一だったか。次はどうしたいか。
そういうことを話し合うことで、子供達の頭に旅の内容が定着します。
思い出すというのは記憶のために一番大事な行動の一つです。
時間が過ぎたら終わりではなく、その後も物事は続いて影響していくのです。
行って良かったね、という結論になれば子供達の人生は豊かになります。
うまくいかなかったことがあっても、それを次は改善できればいいという精神を育てましょう。
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