神奈川県立高校入試 最後の追い込みでやるべきことは
もう合否は(あらかた)決まっている
神奈川県の公立高校入学者選抜の志願者も決定しました。
本当の本当に最後の追い込みの時期です。
最初に身もふたもないことを言えば、現時点でほぼ合格・不合格は決まっています。
これまでの15年の人生をどう過ごしてきたかの一部が現れるのが高校入試です。
15年×52週=780週に対して残り1週ですから、0.1%強の分量でしかありません。
たった0.1%の学習で合否が決まる生徒がそうそういるわけがないのが数字です。
そういう現実を忘れて逆転合格に不毛な夢を見るような受験はしてはいけません。
試験直前になってオタオタしてしまう受験に、次の受験はならないように3年間過ごしてください。
悪あがきするなら理科社会から
前節のような話ばかりをしても、世に華はありません。
それでも悪あがきをするんだという諦めの悪い人だけが、小差を逆転して合格します。
大差の逆転はありません。
あと10点、15点をどう争うかはギリギリあり得ます。
その10点、15点を悪あがきするなら、絶対に理科社会からやってください。
今この時点から英語や国語の読解を大幅に鍛えるのは難しいです。
しかし理科社会の特定分野に限った復習であれば、2問余計に正解することはあり得ます。
特に基礎知識の暗記が不足して失点している場合には逆に好機だと捉えてください。
特定の分野(天体の運動・江戸時代の文化など)に絞って徹底的に週末に潰しましょう。
弥栄・麻溝なら正解率50% 県相なら30%の問題まで
まず直近の模擬試験・過去問の問題と答案を分析します。
可能であれば模擬試験で、受験者全体の正答率が把握できるものがおすすめです。
相模原弥栄高校・麻溝台高校合格のためには、失点した問題のうち正答率50%以上の問題を見ます。
このレベルの問題を拾っていけるようになれば、合格の可能性が絶対に上がります。
偏差値50以上の高校に進学しようというのに、過半数が解けた問題を落としてはまずいのです。
もちろん人には得手不得手というものがありますから、全部とは言いません。
それでも、攻略するべき優先順位というものがあるのです。
県立相模原高校を受験するなら、正解率30%の問題までを目標としてください。
県相合格のために一般に目指したいのは420点程度です。
実際には420点を下回って合格する生徒もいます。
ともあれ、合計80点となる1教科16点の失点は許容されます。
そう考えても、正解率が20%を割るような問題に拘泥してはいけません。
他の教科がものすごく苦手で、どうしてもカバーするためなら取りに行きます。
基本は正解率30%ラインの死守です。
最後の週末に悔いを残さないように
こういう悪あがきができるのも、実質この週末が最後です。
徹夜をして生活リズムを壊しては本番に支障が出ます。
それでも、もし小差を逆転するのだと思うなら悔いのない週末を過ごしてください。
スマートフォンやタブレットは封印してください。
今すぐに封印してください。
親に預けてください。
時間など時計を見ればいいんです。
入学試験本番でも、時計を見るのですから。
そうやって全てを学習に捧げて、県立相模原・相模原弥栄・麻溝台高校に合格してください。