読解力の基礎を鍛える国語問題集の使い方
自分で算数/数学を日々指導していて思うのですが、やはり国語力は学習の基本です。
保育所年長さんから算数塾にどっぷり通っていた僕ですが、計算ばかりで学習を進めたわけではないです。
活字中毒気味の少年時代で、読書は日課となっていました。
児童/生徒時代は在籍していた学校の年間図書貸出数はずっとトップだったくらいです。
そこで鍛えた野生の読解力は、のちの学習の大きな糧となったのは間違いないです。
国語の教科書で読む論説文の内容は、だいたい図書室/図書館で読んだ話の類似でしたからね。
しかし、万人が活字中毒で生きていくわけではないです。
野生の読解力以外でも国語力は鍛えられるものです。
例えば国語の問題集を解く際にも、何を意識して学ぶのかということで力は伸ばせます。
読解の基本は「言い換え」「抽象と具体」の把握にあります。
これを問うている問題を重点的に学習していきましょう。
大事なことを伝えるためにキーワードを反復して使うこともありますが、それを言い換えてくるものが問題になります。
そして単純な言い換えではなくまとめたもの(抽象)や広げたもの(具体)を使って伝えてくるものも問題になります。
それらを意識して解き、「なぜそれが言い換えだと言えるのか」「抽象となっているのは何なのか」を説明できるようにしましょう。
正解が何か、○がついたかどうかはどうでもいいです。
大事なのは、根拠を持って読んだり考えたりできる能力を身につけることです。
「なんとなく」という解き方から1秒でも早く抜け出すことです。
丁寧に拾う読解を身につけるために、上記のような問題と考えで問題集にトライしてください。