平行線と角度の問題の別解
高校受験に備えたい小学生を大募集しています。
中学2年生が図形の分野を学習中です。
今日は学校の進度にも合わせて、平行線と図形の角度問題の質問が多かったです。
平行線と角度の問題というと、「屈折するところで平行線を引く」という解法が扱われます。
学校のワークでも、この解法で解ける問題が並んでいます。
それはそれで構いませんが、パターンマッチング的に解いてしまう危険性もあります。
相模原市内の中学校の定期テストで、複数の解法で問題を解けという設定の出題がありました。
一つの解法を当てはめていくだけのマシーンになっている生徒を撃沈する一問でした。
数学の解法は数学的正しさに則る限り自由です。
たった一つの解法で全部やろうというのは、学ぶ力を伸ばすことになりません。
それをよくご理解なさった先生の出題だったと伝わりました。
そういう過去の出題もありますが、そもそも僕は別解が大好きです。
筋道さえ通っていればいろんな解き方でチャレンジしてほしいと常から考えます。
ですから、今日も生徒たちの異なる問題に複数通りの別解を見てもらいました。
「とりあえずパッとこのぐらいね。
言語化しておくと、伸ばすのと直角と多角形ぐらいを意識しておくといい。
でも、まだ3通り別解が組めると思うよ。」
そういう話を笑いながら生徒に伝えます。
大事なのは別解が出ることそのものではないです。
その途中の道のりを楽しむ姿勢をこそ、僕からコピーして欲しいです。
数学は楽しい、学習は楽しいということが、学力の源です。