僕が人並外れてじゃんけんが強い話 または学習はルールの把握と徹底だという話
じゃんけんの勝率とは
僕は人並外れてじゃんけんが強い、と言っても多分過言ではないです。
常識的に考えればじゃんけんの勝率は5割程度です。
勝つか負けるかの二択が等しく行われるものですからね。
僕が一時期カウントしていた頃、ゆうに4桁を超えるぐらいの時点で勝率は7割5分でした。
往年の野球漫画ドカベンの主人公・山田太郎の高校時代の打率と同じぐらいです。
じゃんけんで10連勝以上したことも何度もあります。
勝率5割で10連勝しようとすれば$\frac {1}{2^10}=\frac{1}{1024}\risingdotseq 0.001=0.1%$です。
このぐらいなら、人並外れてと言ってもいいでしょう。
10回先勝で負けたことはありません。
ただ強いのとはちょっと違うのが、負けることも7割5分狙えるという点です。
「君が負けたら君の要求を飲もう」と言って相手に勝ってもらったこともよくあります。
所詮7割5分なので、定期テストの正解率だと考えればイマイチなのですが。
僕の力量では100回やって9割というのは厳しいと実験の結果考えてます。
なぜじゃんけんが強いのか?
ではなぜじゃんけんが強いのか?という話になります。
僕に言わせれば「運否天賦でじゃんけんをしているから、みんな僕より弱い」です。
僕の中ではじゃんけんは「相手に出してもらう手を決めて、それに合わせて自分が手を出せば勝ち負け自在である」という行動です。
相手が出す手をこちらで決めるのですから、そりゃあ楽になります。
ある意味では僕の後出しですからね。
大体この話をすると怪訝な顔か苦笑かが相場です。
その後実際にジャンケンをして負けてしまう人が7割5分です。
信じられないもの、変なものを見た顔をされるのが相場です。
その気持ちはわかります。
人間は自分に理解できないものを受け入れられないものです。
僕としては事実以上のものなどないので、受け入れるのみなのですが。
ルールを把握して行動する
とまれ、僕が言いたいのは「勝つためのルールを把握して行動すれば勝率は上がる」ということです。
自分が体験したり体得していないことが信じられないのは、よくあることです。
でも、自分の知っていることや体験したことのみ=自分のみにこだわっていて大きく成長することはありません。
自分の外にあるルールを自分の中に取り入れて、活用していくことが成長です。
数学で言えば基本的な四則演算の速度が遅くてテストで高得点になることはあり得ません。
日常の学習量も時間あたりで減りますから、学習の総量も稼げません。
論理的思考力を養うための時間も取れないので、文章題も解けるようになりません。
試行錯誤の時間が不足するので、図形問題も苦手なままです。
四則演算は訓練すればその生徒なりには必ず速度が上がります。
少なくとも本人が速度向上のための学習に手間を惜しみさえしなければ、です。
四則演算はルールしかないので、そのルールをどれだけ徹底して高速に仕上げるかです。
そこをダラダラい甘いにやっても、絶対に力がつきません。
そして四則演算が遅いままの生徒で算数が得意になることは絶対にありません。
算数・数学はルールの徹底にその基本があるからです。
自分の学力を上げるのだと心に決めている生徒は、やった分だけ返ってきます。
その決意を外部に押し付けられた生徒は、やらなかった分だけ返ってきます。
これもまた、ルールです。
繰り返しますが、四則演算の速度を磨かないで学力を上げようとしてはいけません。
後々の学習、難しい学習に対応できる学力が欲しい生徒なら、必ず毎日四則演算です。