令和6年度 2024年度 神奈川県 公立高等学校 入学者選抜選考基準 及び 特色検査の概要が発表されました
神奈川県立高校 2024年度 入試制度概要
神奈川県教育委員会のサイトに令和6年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要が発表されました。
まずはリンクを貼っておきます。
相模原市内の県立高校 評定と学力検査の割合
まず今年の入試からは原則として面接試験が必須ではなくなりました。
それに伴って、「学習の記録(評定)」「学力検査」「特色検査」の割合が一部変わりました。
相模原市内の高校および参考としての厚木・大和高校について抜粋でまとめます。
高校 | 第1次選考 評定比 | 第1次選考 学力検査比 | 第1次選考 特色検査比 | 第2次選考 評価比 | 第2次選考 学力検査比 | 第2次選考 特色検査比 |
相模原 | 5 | 5 | 1 | 2 | 8 | 2 |
相模原弥栄 | 5 | 5 | – | 2 | 8 | – |
麻溝台 | 5 | 5 | – | 2 | 8 | – |
上溝南 | 5 | 5 | – | 2 | 8 | – |
橋本 | 5 | 5 | – | 2 | 8 | – |
厚木 | 4 | 6 | 2 | 3 | 7 | 2 |
大和 | 4 | 6 | 2 | 2 | 8 | 2 |
これまでの割合で言えば、相模原高校は第1次選考で「評定:学力検査:面接:特色検査=4:4:2:1」でした。
ここから面接を抜いた値がそのまま評定と学力検査に割り振られます。
県相での生徒ごとの面接の点数差はあまりなかったので、合否に対する影響はこれまでと同様です。
評定も学力検査も比率は同じなのでどちらも手抜かりなくということです。
個人的には、県相も大和や厚木と同じく「評定:学力検査=4:6」にしてもらいたかったですね。
第2次選考の「評価」
もう一つ、2024年度入試からの変更点は第2次選考にあります。
第2次選考でも面接が原則としては無くなった分、「主体的に学習に取り組む態度(評価)」が選考に影響することになりました。
これは学校の各教科観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」の評価を点数化して扱います。
以下は県教育委員会資料の引用です。
主体的に学習に取り組む態度(評価):各教科における第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、評価 A は3点、評価 B は2点、評価 Cは1点に換算し、その合計(27 点満点)を 100 点満点に換算します。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/01_r6mikata.pdf
第1次選考での評定は「中学2年生3学期(または後期)+中学3年生2学期(または前期)×2」で計算します。
第2次選考での評価は「中学3年生2学期(または前期)の9教科の評価合計」で計算されるとのことです。
現中3の皆さんもここからまだ出来ることが十分にありますね。
実際にはA⚪︎・A・B・Cの4つの評価を見ることがありますが、この資料からみるとA⚪︎もAと同じ扱いになるようです。
なかなかA⚪︎を取れなくて苦戦している人も、せめてAは狙ってください。
Bで悩んでいる人は今すぐに、学校の教科担当の先生にAを目指すためになすべきことを直接質問してみてもいいですね。
とりえあず今回の資料で、新制度の大枠もハッキリしました。
あとはやるだけです。