中学入学前にやるべき算数
小学6年生の我が子を見て、中学に進学してからのことを考えているお母さんも多いでしょう。
中学に入ってからの数学に不安を感じるかもしれません。
自分が中学/高校時代に数学に苦戦していたならなおさらです。
その不安を少しでも打ち消したいと考えるのであれば、数学の予備段階として徹底的に算数をやっておくことをお勧めします。
小学校の頃は算数が苦手だとは思わなかったけれど、中学の数学になって急に苦手に思うようになる人はいます。
そうすると、数学が難しくて困っているかのように思ってしまいます。
しかし、実際に数学が苦手な生徒の答案を見ると、そもそも算数が弱いことがほとんどなのです。
算数の分野で積んでおくべき基礎が徹底されていないことが、数学の失点につながっています。
具体的に言えば次の分野がどれぐらいできているかが鍵になります。
- 分数の加減乗除
- 小数の加減乗除
- 比と比例式
- 割合(%・速度などを含む)
- 図形の性質(三角形・台形・平行四辺形)
そして、本当はこれらの前に確認しておくべき/鍛えておくべき要素があります。
あまりに簡単な話で地味な話なので、教科書で学習した後にスッとそれを忘れてしまう内容です。
でも、その一点を確認するだけで算数/数学の基礎が身についているかいないかが判別できます。
そのぐらい重要なことを抜いたまま数学に突入しても、負け戦になります。
我が子には中学で数学を得意になってもらいたいとお考えでしたら、絶対に算数の復習をやりましょう。
それこそが、ある意味で最善の中学数学先取りになることも多いのです。