国語が伸びないのも同じことです
今日は岡山県まで指導の研修を受講しに行っていました。
現役の河合塾現代文科講師でいらっしゃる土井論先生の国語指導セミナーが今回の研修のメインディッシュです。
全統模試の作問もされている土井先生ですから、高校生諸君は知らずに関わっている先生なのです。
著作も青木学院に備えて、一部の生徒には指定図書としています。
どのようなことを河合塾での指導の際にお考えなのか、そこから派生してどのような小中学生の学習が必要だとお考えなのか。
まさに我が意を得たりという気持ちになるお話ばかりでした。
日頃国語、そして算数数学の指導においても壁になっているのはここなんだよな、と。
それは問題の解き方がどうだとかいうせせこましい話ではないです。
残念ながらそれ以前のお話です。
世界を捉えるための語彙力とその背景となる世界観がないことが最大の問題です。
本を読んだ量も不足していれば、具体例としての世界体験も不足しています。
僕が以前共著で書いた記事にあるような動物園や博物館などでの経験についてもお話に出ていました。
ただ目の前にあるものを丸呑みするような暗記や対処方法だけでこなそうとしているから、行き詰まりがあります。
自分が学んでいることがどのように世界に繋がっているかを知らねばなりません。
それはどのように生きていくのかという問題にも繋がります。
国語が伸びない生徒は自分の世界だけで物事を見ようとします。
新しい見方を提示されても頑固に自分を変えようとしません。
今一流でない人間の頑固さが力を伸ばすことはありません。
二流三流の我流にこだわる意味はありません。
まず素直に虚心坦懐に、自分と異なる世界を受け入れることから学びは始まります。
これまでの自分を変えるために青木学院で素直に学んでもらいたいです。