助詞と単位を自覚せよ
撲滅すべきは助詞と単位への無自覚さです。
算数に苦手を感じる生徒は助詞と単位への配慮が少ないです。
文を読めば助詞を適当に読んだり読まなかったり間違って読んだりします。
単位の理解がないので異なる単位のものを足したり引いたりします。
名詞と数字にのみ辛うじて反応する、精度の良くないセンサーで問題を見ています。
読んでいるとは言えないレベルです。
こういう生徒は会話をするとすぐに見当がつきます。
対話を文で構成せず、単語で発話応答するからです。
数についての質問にも、単位抜きで答えます。
アウトプットを見ればインプットのお粗末さが見てとれるというわけです。
ここで冒頭の話に戻ります。
助詞と単位への意識を定着させましょう。
そのためには、子供に徹底的に助詞と単位を使わせることが一つの手段です。
助詞や単位を抜いていたり変えていたら、そこにガンガン突っ込んでいきます。
センチメートルと平方センチメートルの違いについてコンパクトに伝えます。
メートルとキロメートルの感覚について考えてもらいます。
自分で自分の間違いを修正できるようになるまで、何度でもしつこくやっていきます。
根比べで大人が負けては、子供が伸びません。