塾長が個別演習で話すこと
個別演習形式の指導をしているというと、「それはただ解いているだけで自習と同じでは?」と言われることがあります。
それはそういう塾もあるのでしょうね、と笑います。
青木学院は違います。
解いた答案を見て、ただ正誤を確認して褒めたり叱ったりするのが仕事ではありません。
頻繁に生徒に言いますが「基本的にただ〇か×かということに興味はない」ですから。
例えば〇がついていたときに、どのような思考の結果その答案にいきついたかを生徒に説明してもらいます。
それによっては生徒の思考に別回路を開いてもらったり修正してもらったりする必要があります。
数学的に不足があれば付け足しますし、別解を考える手順を見せて柔軟に問題を捉えてもらいます。
例えば×がついていた時に、なぜ間違ったのか、どうあれば間違わなかったかを生徒に考えてもらいます。
出来ないことが出来るようになることが成長ですから、間違えてからが本番であると強く考えてもらいます。
ジワジワと知識や思考を、目の前の一問から深く広くしていくことが学習です。
それが自力で出来ればベストですが、最初はそうもいかない生徒しかいません。
彼ら・彼女らに「学習するとはこういうレベルからね」ということを示すナビゲーターとして、塾長がいます。
だから、ただ座って問題を解いているだけではもったいないのです。
ガンガン解いてガンガン塾長に質問して、ガンガン塾長の質問に答えてください。
いずれその先に、自学力が育っていくのです。