学習量を増やして伸びない理由とは
学習量を増やしてもなかなか伸びない、というお話を聞くことがあります。
僕の考えではそれはそもそも生徒が学習だと思っていることが、学習と呼べるレベルにないことがほとんどです。
例えば、単語の書かれたワークをペラペラとめくって眺めているだけで、自分が覚えているかどうかを確認していない様子。
例えば、自分の書いたことや考えたことが正解であると安易に考えて、出来ていないことを見逃している様子。
例えば、問題を解いて丸をつけて、間違えた問題の模範解答を赤ペンで書き写しているだけの様子。
こんなことをやっても、学力が伸びることは稀です。
よほどその前にやっていたことがしょぼい行動、または全くやっていないに近いレベルだったという場合を除けば上がりません。
日頃から一つ一つの学習にまつわる行動を丁寧にかつ圧倒的にやって、初めて学力は伸びます。
自分が何を覚えていて何を覚えていないか、一つ一つ丁寧にかつ素早く確認し、弱点を覚え直して、覚えたか確認して初めて学力が伸びます。
自分の答案と模範答案を見比べる時には、些細なところを間違い探しのつもりでやってその差を考えることで、初めて学力が伸びます。
丸をつけたら間違えていた問題をなぜ解けなかったのかを検討し、言葉にして書き残し、再び解き直すときに意識できているかを確認して初めて学力が伸びます。
これらの当たり前の行動を圧倒的に増やしていけば、ちゃんと学力が伸びます。
そういうところをおろそかにして学習をなめていて点数が伸びることは、ほぼありません。
そしてこれらのことは、良い方でも悪い方でも習慣になっていることがほとんどです。
ですから、その習慣を徹底的に修正するための学習量が必要なのです。
青木学院が通い放題のコースを設定するのはそういうことです。