勝ちたければ先手を取れ
世の中には先手後手というものがあります。
面白いもので、多くの人はこのどちらかに偏って動きます。
先手と後手を平等に取るのではなく、先手を取りがちな人と後手を取りがちな人がいるのです。
後の先という考え方があります。
後手を踏んでいるにもかかわらず先手を取った相手を逆転するタイプです。
これは極めて、極めて稀な話です。
基本的には後手を踏みがちな人間は勝率が下がります。
考えてみれば当たり前です。
後手を踏んでいる以上、先手を取っている人間に対して出遅れています。
出遅れを逆転するには先手以上の能力かコストが必要になります。
例えば小学生の頃から準備をしている人間に中3になってから準備を始めて勝とうとするようなものです。
もちろんそれが出来る人間もいます。
しかし極ごく稀な能力とコストを投じたときだけです。
勝とうと思うのなら先手を取って少しでも勝率を上げるのが上策です。
子供のやる気が出るのを待ってからと考えるほど、勝率は下がります。
精神論ではなく、シンプルに質と量を持った学習が不足して負けるのです。