学習資本は有限である
WRITER
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
社会で先日、資本主義と社会主義について質問してきた生徒がいました。
生産の手段全般は資本と呼ばれますが
- 1.生産する、あるいはそれに関わる人間の能力
- 2.生産に必要な時間
- 3.生産に掛ける金銭
- 4.生産するための道具、場所など
がそれになるわけです。
ここから、マンモスの分け合い、農業の発生、ムラとクニ、王と宗教、官僚制と帝国主義を経て資本主義と社会主義の説明をしました。
さて、ここで学習に使えるものをひとまとめにして学習資本と呼んでみます。
学習資本に当たるものは
- 1.学習する、あるいはそれに関わる人間の能力
- 2.試験までの時間(試験があるならば)
- 3.学習にかける金銭
- 4.学習するための道具、場所等
があるでしょう。
これらの多くは他の何かに使うことが出来るものです。
中高生諸君に当てはめて言うならば、学習するための能力を部活動に使うことも出来ますし
そもそも一日24時間をどう割り振るかは重要です。
学習に掛けるお金をどうするかはご家庭の重要な問題ですし、学習道具をどうするかだって工夫のしどころではあります。
しかしこれらは全て有限なのです。
有限の資本があるときにそれをどこに集中するのか。
もちろん勉強と部活動の両立、文武両道を目指すのもありです。
が、残念ながら多くの生徒はそのレベルに達していません。
どちらも中途半端になっている様子が多々見受けられます。
そこでずっと中途半端なままなのか、それとも資本を集中してどちらかに特化させるのか。
その判断は時として人生を左右するものだと思います。
自分、あるいは子どもの現在の状況が文武両道を全うしうるものなのか、それとも中途半端になっているのか。
選択と集中を見誤ってはいけません。
これは科目というレベルでもそうです。
国公立大受験や推薦のために手広く多くの科目をやるのが目的なのか、それとも科目を絞って一般入試に特化して勝ち抜くのか。
もし迷っていることがあったら、いつでも面談のお申込みを。