繰り返しの快楽
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
繰り返しに快楽を感じるタイプの人間がいます。
私などは、かなりの繰り返しマニアです。
地味な作業をコツコツやったり、同じ動作を反復していくことが好きです。
音楽にも、繰り返しが重視されるジャンルの者があります。
ミニマルミュージックというジャンルの音楽です。
音の要素や変化を最小限に抑え、それを繰り返していくのがベースになる音楽です。
小さな単位の繰り返しの中で、変化を少しだけつけていき、その変化を楽しみます。
ベースやドラムで同じリズムを反復し、その上に少しだけ違う音を混ぜ込んでもいいです。
ヒップホップ、テクノミュージック、ファンクミュージックなどにもその傾向があります。
もっと原始的な民族音楽などで、同じリズムで太鼓などを叩き続けていったりするのも同様でしょう。
そういう音楽が好きです。
時には雨の打ち付ける音や、洗濯機の廻るモーターとドラムの音にも心地よさを感じます。
人によってはとても退屈に映るものかもしれません。
単純なものが繰り返されているだけですから。
でも、その単純なものの繰り返しとわずかな変化が、私には人生そのものの比喩にも思えます。
私たちの日々の生活も、同じことの繰り返しのようにも思われます。
子どもたちの口から時に出る、「学校が退屈」というのもそういったものを感じ取っているからでしょう。
そこにわずかな変化を見いだせれば、あるいは変わらないことのおもしろさを見つけられれば、実はとても日々の生活は楽しいものだと思います。
単純なものを積み上げていって、その継続と変化を楽しみましょう。
その継続の結果がいつか大きなうねりを生んで爆発するかもしれませんからね。
むしろ大きな変化は小さい変化の賜物だと思ってもらいたいです。