充実した高校生活ってなんだ?
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
ある生徒と模擬試験の結果を見ながらの面談をしたときのこと。
「いろいろ考えたんですけど、○○高校に行って好きな運動をやって体力をつけたり、充実した高校生活を送ったりするほうがいいのかなって思って」
という発言が出ました。
昨今のネットスラングの中には「リア充=リアルが充実している」というものもあったなぁと思いながら、この発言をした生徒にこんこんとお話をしました。
このリア充などで言われる充実というのは、割と単純に「楽しい」ということを指す場合が多いです。
充実しているとは好きなことをやって楽しんでいることだけ、でしょうか。
タモリさん風に言えば、んなこたぁないんじゃないかな、と思います。
何事であれ自分が一生懸命取り組めばそれは充実につながります。
大事なのは一生懸命であるということです。
ダラダラと楽しいことをやったとしてもそれは充実ではありません。
全力で取り組むことが充実の要素であるはずです。
充ちている方向になろうと思えばハンパはないですよね。
文化祭の準備をクラスメイトと全力で。素晴らしいじゃないですか。
でも部活動の朝練を「面倒だなぁ、行きたくないなぁ」と思うのは、充実ではありませんよね。
つまるところ好きな運動をやることで勉強から距離を取る意識があるなら、それは君の将来のためになるとはいえない。
そもそも君が3年間その運動をやるのは構わないが、3年後の進路のことを考えずにやるなら反対だ。
その高校を選ぶ理由の一つは今の志望校より楽に入れそうだからだろう。
それは今自分が淡々と問題を説き続けて覚え続ける学習から逃げるための方便ではないかね。
という内容を極めて穏やかに話して面談を終了しました。
受験勉強だって全力でやれば、それは立派な「リア充」だと思うのですよね、塾の先生は。