正解を目指し過ぎるな 学習をよくしよう
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
多くの場合、僕が生徒に対して望んでいることは、正解することではありません。
正解する=丸がつくことに意識を置きすぎれば、丸がつけばいいと考えがちです。
学年が低い生徒に見られることがある、正解を書き写して丸をつけるのもここが原因です。
正解することを求められ、正解しないとマイナスがあると考えればこそです。
心情としてそれはありうることですが、この考え方では歪みが出ることがあります。
合格がただの結果であるように、正解もただの結果です。
結果には原因があるのですから、よい原因を十分に作れば結果は出やすくなります。
正解の原因は高い学力であり、高い学力の原因はよい学習です。
良い学習とはよい失敗の上に成立します。
失敗を恐れて、失敗のリスクがない状況でないと行動しない人間になってはいけません。
間違えてやり直して、間違えて修正しての積み重ねが学習です。
失敗しない状況にならないとすぐに「分かりません」と言って逃げてはいけません。
思考を停止して黙り込んで空欄で終えてはいけません。
考え、試し、答え、失敗していくことに積極的でなくてはいけません。
そのマインドは学習のみで培うものではありません。
就学前からでも、小学生でも、子供に挑戦する環境を与え失敗させてナンボです。
失敗しても挑戦の価値を認め、それを自分のプライドとしてあげねばいけません。
子供の失敗を過剰に責めたりからかったりしてはいけません。
少なくともそれに耐えうる精神的成長を確認できてからでなくてはいけません。
失敗して当然と考えて気楽に挑戦し続けることが大事です。