計算筋力を鍛えろ
ひどく当たり前の話です。
大半の人間は、そもそも学習が足りません。
計算力は筋力と同じです。
筋力を上げようというときには、筋トレを行います。
筋トレを数日・数回やっただけで実戦的な筋力がつくでしょうか。
そんな部活動があったら驚きですが、幸いそんなことはありません。
同様に計算力も数日・数回の練習では身につきません。
式の書き方、計算の手順、途中式の扱い、暗記しておく演算。
身に着けるべき手順は一つではありません。
学年が上がるごとにやるべきことが増えていきます。
各学年で練習が足りなければ、上の学年で計算力が落ちます。
計算が複雑になり、複数の技術を複合していかなくてはいけないからです。
ある意味で簡単な計算である整数の足し算・引き算から計算力は始まっています。
足し算・引き算の練習が足りなければ、掛け算が遅くなります。
繰り上がりや筆算をイメージすれば足し算の出番が見えるはずです。
掛け算が弱ければ割り算が伸びる可能性はゼロです。
いちいち「考えて」計算するレベル・筆算を過剰に行うレベルであれば算数は伸びません。
「考えずに」計算結果が出たと思えるレベルになるまで、練習あるのみです。
小学生、低学年から計算練習は積み重ねましょう。
その不足が、中学・高校の数学力の低さの種です。