基礎基本を徹底するために
数学でも物理でも化学でも共通することとして、与えられた条件から絶対に言えることは何かを考えるということがあります。
解き方を思いつくという言葉を言う人がいますが、基本的に思いついている時点で未熟です。
問題文で与えられた条件から特定の何かを宣言するには理屈が必要です。
簡単な例で言えば、直角三角形であれば三平方の定理が成立します。
直角三角形を見た瞬間にそれを思い出せるかが大事です。
もちろん他にも思い出せるようになってもらいたいことは、学年が上がれば増えます。
それらを思い出す練習が、日常の演習で目指すべきものの一つです。
何が分かれば次に何が分かるかという思考をのうに刻み込み、新しい問題でもそれをやります。
未知の問題だと思っても既存の解法を組み合わせて解くというのは、与えられた条件から言えることを積み上げた結果です。
だからこそ基礎基本を徹底して使いこなせるようにならなくてはいけません。
場当たり的に公式を覚えて代入しているようでは早晩行き詰ります。
そしてこれが徹底できれば、問われていることから逆算して答案を作ることが出来ます。
迷路をゴールから逆にたどるような手順がとれるわけです。
スタートからとゴールからの両方で問題にアプローチできるようになれば、より正解率を上げられるのでこれも目指しましょう。