図形証明問題は図形の抜き書きから
この時期の数学は図形の問題が多く扱われます。
中2の合同や中3の相似が代表的です。
これらの問題を解く際には、一にも二にも手を動かしてもらいたいです。
問題に予め書かれている図形だけで検討せず、自分でも合同や掃除であろう図形を抜き書きしてもらいたいということです。
予め与えられた図では、合同・相似として対応する点や辺の位置がずれていて醜いことがあります。
そうなると何をすべきか分かりにくかったり、立式ミスが起きることがあります。
それで失点してはもったいないですよね。
これを防ぐために、自分で見やすい位置に三角形の点が対応するように2枚抜き書きをすることをお勧めします。
また、神奈川県の県立高校入試では色付きのボールペンを持ち込んでいいことになっています。
これを考えに入れて、普段から色分けをして対応する辺や角が分かりやすいようにしておくのも良いですね。
いずれにせよ、自分での作図が見落としを防ぐコツの一番目です。
その抜き書き三角形に、与えられた条件から言える数値を書き込みましょう。
同じ大きさの角度を見つけたら、記号で分かりやすく知る詩をしましょう。
それらを見比べれば、解くだけなら楽にできるようになります。
その上で、いったん答案を作っても油断してはいけません。
さらに力をつけるために、あえて違う証明が出来ないかを探してみましょう。
今日も受験生と一緒に答案を検討した後、その場で別解を2パターンみてもらいました。
違う照明にチャレンジすることで観察眼を養っておけば、柔軟な対応が出来るようになってさらに得意になれますからね。