通知表の数値について親子で喧嘩しても、数値は増えません
今日は通知表がご家庭に配布されたようで、教室にも生徒諸君が持参してくれました。
毎度のごとく思うのですが、通知表の数値が高い低いで親子喧嘩をするのは全くもって不毛です。
出ている数字・項目の評価についてお互いの意見を出し合い、今後の改善策について相談するのは良いことです。
しかし感情をぶつけ合ったところで、お互いの立場が違うわけですからかみ合わない可能性の方が高いです。
子供の立場に立ってみましょう。
良かったところも悪かったところも自分で分かっています。
しかし、子供にだって自己防衛の感情があります。
声高に攻め立てられたら自分を守るために反論の一つ二つぶつのが当然です。
その反論に分が無いことがうすうす分かっていたとしても、です。
そうなると、その部の無い反論がさらに親の攻撃ポイントになってしまってもう目も当てられません。
でも、親の願いは子供を遣り込めることではないでしょう。
より良い学力を手に入れることではありませんか?
そうであれば、数値の検討はさっさと終わらせて、改善策を相談することに時間を割く方がずっとましです。
数字はただの結果です。
結果を変えるのではなく過程=日常を変えることを目指すのです。
日常の学習態度や学習生活について子供に振り返ってもらいましょう。
先ほども書いた通り、子供にだって自分の良い所と悪いところはある程度分かっているはずです。
底をどのようにさらに良くしていくかについて、具体的な行動を考えるのです。
帰宅してから学習し始めるまでの時間を短くするにはどうしたらいいか。
苦手教科の基礎を積みなおすための行動はどうとるべきか。
もちろんそれらのことについて、通っている塾にガンガン相談すればさらに親子のトラブルは減らせます。
塾はあくまで他人です。
他人であればこそ感情から離れて考えてコメントできます。
感情が介入しなければ喧嘩ではなくなりますからね。