悪銭身に付かず
試験直前だけ勉強する、いわゆる一夜漬けというものがあります。
極めつけにアホですね。
学力をつけることよりもテストをやり過ごすことを念頭においているからやるわけです。
一夜漬けで手に入れたものは簡単になくなります。
Easy come, easy go. 悪銭身に付かずです。
仮に1ヶ月ちょっとの学習内容を定期テスト一夜漬けでやり過ごしたとしましょう。
それが入学試験でも通用しますかっていう話です。
3年分かつ深度が定期テストより上の入試がそんなことでやり過ごせないのは火を見るよりも明らかです。
小学生で分数計算の手を抜いたツケが中学生で来ます。
比例式や割合の練習が不足したツケが中学生で来ます。
小学校の間のテストで90点を切った答案の枚数だけ、中学生でツケを払うものです。
それらと同じように、中1の時に怠けた分だけ中2や中3の数学が苦手になるものです。
そしてそれが繰り返されるのが高校での数学です。
その遅れを取り戻すためには、ありきたりの自分なりの努力などという生易しいものは役に立ちません。
圧倒的に濃度も量も高まった学習が必要になります。
でもその学習を支えるだけの学習習慣さえないのです。
だって過去にキッチリと学習した経験が無いわけですから。
さあ、いつから未来のためにハードモードで学習しますか?