角度を変えて考える
物事を違う角度から見られるようになると、学力は一段上がります。
固定した視点からのみ捉えていると、新しい発見がなかなかできず進化できにくいからです。
ある生徒と昔、別視点のための指導を行っていました。
入試レベルの大問を見せて、どんな小問が出されるかを想像してみる練習です。
ある意味では、出題者側の視点の入口に立てるか。
またはそもそも、これまでどんな問題を扱ってきたかをイメージできているか。
そういうことを意識してもらうためにやっていました。
関数や図形の複合問題が苦手な生徒でしたが、この訓練に粘り強くついてきてくれました。
秋の終わりから冬のテストゼミにかけて、少しずつ確実に成長してくれました。
入試本番でも該当分野をキッチリ得点して合格してくれたのは生徒の自信になったようでした。
もちろん前提として、素直に指導にのってくれた心を親御さんが育てておいてくださったおかげなのです。