我が子に自信を持たせたいなら
我が子が積極的に動けないのは自信がないからだと考える保護者さんも多いです。
学力が低い生徒は確かに無用にクヨクヨしている様子をよく見ます。
学力の高い生徒は概ね適切に自信を持っています。
自信がある人間は不安が減ります。
不安に思っているが故に行動が出遅れるのであれば、時間のロスがあります。
結果が出にくくなるので一層自信がつきません。
負のスパイラルとなります。
逆にたどれは正のスパイラルとなって順調に学力が伸びます。
こう考えると成長の初期段階で適切に自信をつけてもらうことが大事だと分かります。
では、どうやれば自信はつくのでしょうか。
なんの根拠もない楽観的自信を持ち合わせる人間もいます。
それをさておけば「乗り越えた困難のみが自身の糧となる」というのが常道です。
できて当たり前だと感じることをやったとて、自信にはなりません。
何かを失敗したとて、自信にはなりません。
できるかどうか少し、あるいはそれなりに不安があることをできてこそ自信がつきます。
そのためには自信や確信を持てないことに堂々と挑戦することが必要です。
時には失敗することもあるでしょう。
むしろうまくいかないことの方が多いかもしれません。
でも、うまくいかないから嫌だと投げたところで実力も自信もつきません。
根性のない子供が脱落するのはここです。
うまくやれないことに対してどう取り組み続けるか、楽しみ続けるか。
そういうことを親に教えられている子供は、とんでもなく伸びます。
目先に正誤に囚われてやいのやいの言う親に育てられた子供には行けない所に行けます。
うまくいかないことを辛抱強くやり続けて乗り越えたときに、実力と自信がつきます。
だから僕は生徒と対話するときに、必ず課題を示します。
安易に正解や解法を全て教えることはありません。