等身大の合格を

受験においての合格というものは、基本的にはまぐれはありません。

もう少し踏み込んで言えば、まぐれで合格しても辛いとも思うことがあります。

高校でも大学でも、入学試験にはいくつかの意味があります。

その一つは、「進学後にその学校で学び続けられる学力がある」ことの確認です。

例えば県立相模原高校では、有名大学・上位大学に進学したい生徒に向けた授業があります。

高校卒業後に就職・専門学校進学を念頭に置いたそれではありません。

ある程度の大学進学に対応するカリキュラムについてこられるかどうかを、入試で確認します。

マークセンスの多い神奈川県の公立高校入試で、まぐれで点が取れることがないとは言いません。

かりにそれで入学したところで、学力が伸びたわけではありません。

幸運に頼りたい気持ちもあるとは思いますが、幸運は長くは続きません。

そもそも幸運だけで仕事ができるようにはなりません。

あくまで地道に精進して自分という人間のサイズに見合った等身大の力で勝負すべきです。

その結果に見合った程度の誇りを身に着けていけば、自身を持って学習できます。

考えて考えて考えて、分からなくても考えて徹底的に考え抜きましょう。