子供の好きを発掘しよう
学力がずっと伸びていく生徒は、芯やベースとでも呼べるものがあります。
自分が大事にしている何かや、自分が自身を密かに持っている何かがあります。
好きなものをグッと突き詰めたり深めたりしたことが、芯やベースになります。
図鑑にのめり込んだり、スケッチをし続けたり、スポーツでもいいです。
ただ何かをぼんやりやった、ちょっと嫌々やったのではダメです。
熱中しすぎて止められるぐらいがいいです。
周りからちょっとどうかしてると思うほど何かに尖ったことがあればいいです。
ものすごく濃いベースを作っておくことは、その後に活きます。
何か新しいことを学んだり、新しいことに挑戦するとします。
何も土台になるものがない人間は、0から積んでいくことになります。
それは知識だけではなく、物事の学び方や挑戦の仕方においてもそうです。
しかし濃いベースがある人間は、そこで差をつけられます。
自分の持っている知識や学び方や挑戦の仕方を応用して、新しいことに取り組めます。
濃いカルピスの原液があれば、それを水で割ったりソーダで割ったりして楽しめるのと似ています。
子供が学習を本格化するより前に、子供に好きなことに出会ってもらうことはとても大事なのです。