夏休みの家族旅行は子供を賢くするチャンスだ
学力の伸びを支えるものの一つは好奇心です。
好奇心を持って世界を眺める生徒は、大学に向いています。
大学はそもそも学業のためにあるものです。
自分が知りたい・考えたい・学びたいことがないのに大学に行くのは、入学後の不幸の元です。
少なくとも数百万のお金と4年間をそこに費やすわけです。
難しい本を読み、レベルの高い講義についていこうと思えば好奇心なくしては厳しいです。
大学でのミスマッチやドロップアウトを避けるためにも、知的好奇心は重要です。
普段の生活から好奇心を養うのが一番です。
が、長期休みにはそこだからこそできる養い方もあるはずです。
といっても難しいことをやろうというのではありません。
まずは広い世界を知ることから始まります。
日常で触れている世界だけが自分の知りうるものであれば、世界は狭いです。
その狭い世界で何かを知ったつもり・分かった気になっては絶対に賢くなりません。
非日常の世界を子供達に示すのが親の仕事です。
家族旅行で遠出をして、普段しない体験をすることなどは絶好です。
見ないもの、触れないものと出会って色々感じて考えてもらうのです。
それらが学校の教科書に関連したことであればなお良しです。
そしてそれは子供達の世界が狭い段階、学年が低いうちからやりたいことです。
子供の頃の思い出は将来に強く影響を与えるものですから。
もちろん、中高生がそうしてならんということもないです。
中高生で家族旅行に出かけてもいいです。
ただ、前提としてそれが可能なほど学力に余裕を持っておけばということはあります。
受験生で学力が不足しているのに、家族旅行をするのは意味が分かりませんからね。