復習こそが命
高校受験に備えたい小学生を大募集しています。
同じ問題を解き直さないのは、学力の伸びを阻害する行動です。
よほど優秀な人間であれば、一つの問題は一度解けばいいでしょう。
もし間違えたとしても、どのような間違いなのかを学んで、同じミスを繰り返しません。
でもそのレベルの人間は、1000人に1人か、3000人に1人かというレベルでしょう。
私たち凡人は同じ問題を解き直して学ぶ方がおすすめです。
1回目には気が付かなかった手順の意味や工夫の存在に、復習時に気がつくかもしれません。
初めて通ったときには気が付かなかった看板に、ある日気がつくようなものです。
安定して観察・思考・行動ができる余裕が生まれることで、より学べることはいくらでもあります。
余裕があればこそ、別の行動をすることもあります。
別解で解いてみようというのも、復習時だからこそできることでしょう。
定期テストの本番で、複数パターンの回答を作る余裕はないのが普通ですからね。
また当然ですが、何度もやってみることで理解や定着は深まるものです。
韋編三度絶つ、雨だれ石を穿つと古来言います。
僕は時折生徒に、「これは200回唱える価値があることだから唱えてね」と言い含めることがあります。
これもまた、ある種の復習です。
完璧に使いこなせる日が来るのを目指して、毎日コツコツ復習しましょう。
どだい私たち凡人の学習は、初学より復習の方が圧倒的に多いのですからね。