通知表 オール3 偏差値
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
何度か「通知表 オール3 偏差値」というキーワードでブログを読みに来て下さっている方がいらっしゃいます。
場合によっては「オール4」のこともあります。
このワードで検索されているのは内申点が気になるのですから、高校受験を控えた中学生の保護者さんですね。
実際自分のお子さんがいまこのぐらいの通知表をもらっているのでしょう。
年度末に通知表をもらうことで、さらに気になっているのでしょうね。
今日明日はこのテーマで記事を書きます。
最初に結論を書いておきますので、忙しい方はこれだけ覚えて帰って下さい。
「相模原市中央区近辺では通知表オール3≒偏差値43」
以上です。
では、詳しいお話です。
まず「通知表オール3=偏差値いくつ」は「絶対のもの」はありません。
中学校によって5段階評価の分布は違いますので、そこを無視してお話しするのはちょっと問題があるということです。
学校によって5が多いところもあれば少ないところもあるのです。
この違いは「生徒の学習達成度合いが違う」「評価基準が違う」など複数の要因によって起きていることだと考えられます。
(それを県立高校入試の合否決定の一つの要素として使うことに問題はないのかという話もありますが、今回は省きます。)
さて、上の話を踏まえて検討してみましょう。
最初に述べたとおり、通知表と偏差値の関連が気になる人の大半は、高校受験を控えている中学生のご家庭です。
であるならばそこに焦点を当ててお話をします。
相模原市中央区近辺の県立高校の模擬試験を参考にしましょう。
合格率50%で検討したいところですがデータがないので、今回は合格率60%の偏差値を並べてみます。
このとき偏差値50近辺になるのは上溝南高校(偏差値51)と橋本高校(偏差値49)の二校です。
この二校で同じく合格率60%の生徒の内申点を検討します。
高校入試の内申点は「中2・3学期の評定+中3・2学期の評定×2」で計算されるのが基本です。
概算としては通知表の評定合計×3で構いません。
上溝南高校(内申点100)、橋本高校(内申点96)より、偏差値50相当の内申点は98前後と言えます。
これから通知表の評定を考えれば、おおよそ33です。
オール3では3×9=27ですから偏差値50には及びません。
では通知表27=内申点81(=27×3)は偏差値いくつに相当するのでしょう。
内申点81で合格率60%の相模原市中央区近辺の高校は、上鶴間高校(偏差値43・内申点80)があがります。
通知表の真ん中である3ばかりの状態は学力的に真ん中であるとは言えないわけです。
全く持って油断できません。むしろ危険信号です。