一年を思い返す日
今日は相模原市中央区矢部を離れています。
最後の生徒の本命合格の報告も届いて、春期特訓の開始を前にして一年を思い返すためです。
毎年この時期には来し方行末を案じる時間をとっています。
私にとっても人生の転機と呼ぶべきタイミングはいくつもありました
そしてそのうちの一つが受験であったことは、塾生諸君と同じです。
彼女ら・彼らの転機をよりよくする手助け出会ったろうか、もっと何かできたのではないかと思ったりもします。
無論、合格は生徒自身のものであるということから言えばそれはある種のナルシズムですが。
それでも、毎年「次の一年をもっとよく過ごすにはどうしてやろうか」と思う気持ち込みで、ふり返りもします。
バイクを走らせた先でちょっと止まっては、生徒や自分の一年を考えていました。
その中にはいくつもの「たられば」があります。
考えてもしょうがない、いくつものあり得たかもしれない道です。
手に入った何かはとても大事なのですが、手に入らなかった何かをついつい見つめてしまいます。
それでも、その手に入らなかった何かを手に入れられる未来について考えます。
そうやって欲しがるから、改善できる何かもありますしね。
実の所今いる場所もまた、私の手に入らなかった何かそのものです。
そこから現実を見つめて、現実を少しずつ良いものにしていきます。
自分のなりたい何かについて考え続けていかないと、私のような凡人には何も面白いものは手に入りません。
私は偶然ポケットに転がり込んだ何かだけで満足できるほど無欲ではありません。
もちろん、そうやって考え続けて変わり続けることは、ある意味では辛抱が必要なことです。
時々ちょっときついんです。
でも、「最も辛抱強い者に勝利は訪れる」って誰かがいってましたからね。