学歴と学力
子供がどの高校に入学するかをゴールとする意識はナンセンスです。
よく生徒に話をしますが、合格の喜びは一瞬です。
その喜びで20年後に食えると言うことはありません。
高校の看板など大学入試のためには全く意味がありません。
これは大学についてもほぼ同じです。
まだ、大学の看板の方が就職の際に少し助けになるのは事実です。
しかし、看板だけで受かるほどの就職活動もあまりないでしょう。
超一流大学であれば就職活動のショートカットはできます。
しかし、ゴールテープを切れるとはいえません。
ここから考えると、学歴はあって困ることはありませんが最終目標ではないはずです。
子供達が真に手に入れるべきなのは、学力でしょう。
文字通りの学ぶ力というやつです。
どのような姿勢で物事から学んでいくのかを鍛えれば、自ずと道がひらけます。
正しく学び続けさえすれば、知識も論理も手に入ります。
これもまた学力でしょう。
どうせ大人になっても、新しいことを学んでいかなければ勝てません。
学校の看板はおまけとして、学び続ける力と学びによって得た力(知識と論理)が大事です。
その途中経過として今自分がどれほどのものかを確認する指標が、学歴です。
合格しても入学しても、それは一瞬です。
そこから3年だの4年だの学び続けるんですからね。
学び続けるならば、学ぶ日常を作っていきましょう。
誰がどうとか何がどうとかではなく、自分が学ぶのです。