クセが100点を取らせる
クセがその人の価値に大きく影響を与えると考えています。
クセと呼ばれるものは意識してやることではありません。
基本的にいつでも無意識にそうしてしまうレベルのものがクセです。
例えば関数のグラフを見たときに、その概形から関数の式を判断するクセ。
右上がりか右下がりかで傾きの正負を。
y切片の位置での符号を。
交点の座標の領域を。
増加と減少のイメージを。
そういうものをサッと確認して解き始めるのか、何も考えないのか。
誰でも最初は意識して考えるのが当たり前です。
その当たり前をコツコツ積み重ねていくうちにクセになります。
意識しないでも確認できるようになりますし、確認した結果さえ無意識になります。
そこまでいけば、間違えた瞬間に「あれ?」と脳が反応してくれます。
100点を取る生徒というのは、100点以上の力があった上でミスをリカバリして100点を取れます。
その領域をイメージして、そうなるように学習をしていくのが100点を目指すということです。
100点を取れる人間の経験値は、100点を目指す行動の中でしか積めません。