学力の差は判断の速さの差
学力そのものでも、学力の伸びやすさであっても、共通して差を生む原因となるものがあります。
例えばその一つは、判断の速さの差です。
常に判断し続けることで、常に早く判断する訓練をし続けることで、速さは増していきます。
自分が今持っている幾つかの選択肢の中で何を優先すればいいのかを即判断すれば、勝率は上がります。
何を選択するかをいつまでも迷ってもだいたい碌なことにはなりません。
最適な行動をとり続ける時間の総和が減るだけだからです。
幾つものことを並行して持っていくのはいいことですが、虻蜂取らず/二兎を追う者は一兎をも得ずになるのであれば悲しいことです。
問題を解いているときでも、全ての行動は判断の連続です。
問題文で問われているのは何なのか。
そのために必要な情報は何が与えられているのか。
自分が取れる手段はどのようなものがあるのか。
条件から確実に言えることは何なのか。
それらを即判断していかなくてはいけません。
遅い時点で試験時間内に高得点を取れなくなるからです。
自然と判断が速くなることを待っても、やはり試験日までに十分伸びるとは言い難いです。
何であれ上げるべき力にフォーカスして、そこに資源を注ぐしかありません。
少なくとも「効率的に」学力を上げたいならば、です。