どこが分からないのかを探しに行く
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
生徒が「分かりません」と問題を持ってきます。
学力がまだ伸びていない生徒の場合、「どこがどう分からないの?」と尋ねてみることが多いです。
すると大体の生徒は言葉に詰まってしまいます。
これは、問題を雑に読んで雑に考えている証拠です。
そのまま解説しても脳を素通りするだけですから、「どこが分からないのかをもっと絞ってみよう」という主旨の話をします。
問題文を冒頭からもう一度読み直して、かすかにでも躓いたところがあればそこから組み直しです。
それは用語が分からないのか、概念が分からないのか、手段が分からないのか、どこなのかを丁寧に探してもらいます。
時には、問題文を音読してもらうだけで「あっ」という表情を生徒がすることがあります。
「今、あって思ったんだよね。その瞬間、君は考えていたし、頭が良くなったんだ。
それでいいんだよ。解き直しておいで。
また分からなかったら、そこからまた解説するから持っておいで。」
と言って、生徒には席に戻ってもらいます。
何も教えていないことになりますが、確実に生徒は賢くなります。
そして、「丁寧に勉強すれば良いんだな」という大事なことを学びます。