真似もできずに伸びると思うな
中途半端に能力がある人間がついやることが、学力の伸びを阻害することがあります。
例えば「主語+述語」と書いてあるのに「述語+主語」と言ってしまうような人です。
時にその二つの言葉の順番が、構造を理解するためにとても重要なことがあります。
書いてあるがまま、教えられたままに素直に自分のものにして欲しいものが五万とあります。
いわばただの真似を丁寧にやってもらいたいです。
何かを勝手に順番を変えたり、何かを勝手に違うものに言い換えようとしたり、そういう姿勢は危険です。
いつでも丁寧に真似をできた上で、初めてそこから離れて良いです。
少なくとも一度でも真似が足りないと判断されたのなら、その時点で丁寧さは消えています。
その時点で素直さは消えています。
その時点で学力の伸びやすさは一つ消えています。
好き勝手にやって偏差値70を超えているならば、それは持ち味だと言えます。
そうでないならばただの雑味にすぎません。
真似の一つもろくにできないで、学力向上はないと思うぐらいでちょうどいいです。