季語を歳時記で学ばない
机の上で学習することは大事です。
しかし、何でも机の上で学ぶべきだとは思いません。
今日は小学生の国語で、季語の話が出ました。
植物や行事などがどのような季節と結びつくかという話です。
季語をまとめた歳時記と呼ばれる本があります。
歳時記を読んでいけば色々な季語が覚えられます。
しかし、それは味気ない学びそのものです。
日常生活の中で色々な観察をしていけば、季語は自然と覚えられるはずです。
菜の花は春、ヒマワリは夏、コスモスは秋、ボタンは冬。
満月は、雪だるまは、海水浴は、花見は。
そういうものは日常で何度も出会うもので、それを思い出として心に留めておきたいものです。
日常の風景を書物の中に発見し、世界を引き寄せるから理解が深まります。
書物と世界とが地続きであることを実感できます。
そういう生きた学びでも、賢くなりましょう。