模範答案と自分の答案の差を埋めるために頭を使う
今日は普段よりさらに数学の個別演習に取り組んでいた生徒が多い日でした。
この時期の数学は、ひたすら計算問題を解くことも多いです。
実はここの段階でどのぐらい多くの学習量を稼いでおくかは、その学年全体での算数・数学の習得に大きな影響があります。
ですから、生徒達も計算問題に重心を置いてくれているのです。
生徒の答案ノートを確認して、手順について何を考えているかを質問します。
生徒の理解が不足している部分があればそこを修正します。
正解している答案であっても、工夫の余地がある等案がほとんどですからね。
ある生徒には、1Pの問題全てに別解を見せました。
そして僕の答案と生徒の答案を見比べてもらって「違いはどこか」「意図は何か」「まず修正できるのはどこか」を考えて答えてもらいました。
敢えて最初には理屈を説明せず、その理屈について生徒の頭を使ってもらうことに意味があります。
受け身では生徒が絶対に伸びませんから。
正解を教われば伸びると言うなら、学校の教科書さえあればどこまでも伸びているはずです。
そうでないのは、生徒に頭を使ってもらうための時間が足りないからです。
そして、こうやって僕が生徒の答案に向き合う時間があるから、生徒ごとに異なった修正点を伝えられます。
集団講義授業ともただの自習とも違うのが、個別演習形式の指導です。