子供に何を優先して暮らしてもらうか
学習量を確保することを優先しているかどうかは、非常にシンプルな話です。
生きていれば色々なことをやりたいものです。
塾長の今日の1日をとってみたところでそうです。
映画、買い物、読書、食事、ツーリングなど色々やりたいことはありました。
なんなら、今日生徒が帰った後に少し読書ぐらいならできました。
しかし、ちょっと塾の仕事で新しくやってみたいことの学習と実験をして2時間を過ごしたのでやりませんでした。
一言で言えば、今日やるべきだと考えた仕事を優先したということです。
それは、自分にとって仕事が大事なものであるから当然のことです。
特にこのタイミングで結果を出しておかねば不味いことであれば、最優先が当然です。
もちろんある日に塾長が教室で行う仕事以外の何かを優先することはあります。
それはそれで、やはりタイミングです。
では、小学生・中学生・高校生というタイミングで学習をどれだけ優先していくのか?という話です。
学習以外に取り組みたい、取り組ませたいことはあるでしょう。
でもそれが学力不足の一因になることは間違いなくあります。
それをどこまで覚悟するか。
あるいはそれを防ぐためにどれだけの労力を払うのか。
そこを抜きにして子供の学力不足を嘆くのはまずいです。
典型的な「種をまかずに実りを欲する」態度です。
結果として何も得られず、その不満が残るだけなのが不味いのです。
学生生活には限りがあり、受験の日は毎日確実に近づいてきます。
それを真剣に受け取った上で自分の力で学べる人間になってもらう機会を作るよりほかにはありません。
さもなくば、いかなる結果であれ受け入れるべきです。