時間をぜいたくに使う
夏の講習はたっぷり時間が取れます。
ということは、じっくり失敗してもらうことができます。
今日も生徒がうんうん唸りながら答案を書いては間違っていたり、えらく難儀な解き方をしていました。
学校の授業などがある学期中は、これをなかなか待てない気持ちもあります。
しかし、こうやって唸りながら間違ってくれると、その先に学力の伸びが来ます。
学力が伸びるのは、いつ何時でも頭を使っているときだけです。
間違うためであっても、遠回りであっても、時間をかけて自分の最終到達点までたどり着けばいいんです。
そこから次にどうやって進んでいくかは、生徒の答案を見ながら塾長が伝えます。
これが、最初から最短ルートの答案を見せるだけではダメなんです。
最短ルートのみで賢くなれる生徒は、教科書と学校のワークだけで100点を取れる生徒だけです。
あくまで試行錯誤して頭を使い、自分の出来ることと出来ないことを分けて、その先を見据えて進んでいくのが王道です。
そのためにぜいたくに時間を使ってもらいたいです。
無駄にするのではなく、あくまでぜいたくに。